たびたび登場する和讃ですが、今回も奉唱いたしました。といっても、唄ったのは私ではなく信行会の皆さんです。
今回は、結婚式の新郎新婦入場の前と披露宴の新郎新婦入場時の二回、それぞれ一曲ずつ唄っていただきました。
結婚式の際には「妙隆寺和讃」を唄っていただきました(「妙隆寺和讃」についてはこちら)。もう何度も聞き慣れている曲ですが、結婚式で唄われるといつもと違う感慨があります。
続いて披露宴に際に唄われたのが、「妙隆寺婚礼和讃」です。このお歌は、今回の結婚式に合わせてもともとある節に母が歌を付けたものです。おめでたい詞が用いられているので、その一節を引用して今回のお便りそして今シリーズを閉じたいと思います。
”今日はいやさか 木草も寿ぐ”
「いやさか(弥栄)」とは、いよいよ栄えること。お祝いの席で耳にすることのある言葉です。
「木草も寿ぐ(ことほぐ)」とは、木や草も祝福する、ということ。たくさんの木々に囲まれた当山の様子にぴったりだなあと思いながら、緊張の中で嬉しく聞きました。
私事ながらここまで読んでくださり、どうも有難うございました。
お寺で行われるご宝前結婚式について、皆様がそれぞれにイメージを持って下さいましたら嬉しいです。ご質問等ございましたら、ご連絡くださいませ。(緋)