今年もお会式(おえしき)が行われました

今年も例年と同じく11月の第一日曜日、11月2日に当山のお会式が行われました。

日蓮聖人は1282(弘安5)年10月13日に池上にてお亡くなりになりましたが、12日から13日に至る夜は、「お待夜(おたいや)」と呼ばれ、今でも池上本門寺では毎年日をまたいでお経が唱えられ、参拝者が後を絶ちません。日蓮宗徒にとっては最も大切な日の一つといえます。この法要を一般的に「お会式」と呼びます。

他のお寺でも、10月から11月にかけてお会式が行われることが多いです。

10月に作った「お会式桜」に彩られた堂内での法要は、本堂に差し込む秋の柔らかな日差しも手伝って、いつもとはまた一味違う法要となるようです。日蓮聖人についても学ぶことができ、普段は意識しないことに気付かされることもあります。

お会式の時にたたかれる、「お会式太鼓」もまた普段とは違うものになります。法要の後に、その練習もしました。二手に分かれての打ち合いなのですが、なかなか難しく、うまくいきません。でも、なかなかできないこともまたそれはそれで楽しいものでした。

法要の後はいつものようにお茶をしながらおしゃべり。
そんなこんなで今年のお会式は終わりましたが、お会式についてはささやかな夢もあるのです。

本門寺をはじめ各地で行われる盛大なお会式には、通常のお参りのほかに、他のお寺の檀信徒が万灯をかついで参加することもできます。そのさまもまた心を打つ光景なのですが、いつの日か、私たちも檀信徒の方々と一緒に万灯を持って参加したいものです。

今はまだささやかな夢ですが・・・(緋)

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