あじさいが喜ぶ梅雨の季節

  梅雨の季節に入り、なんとなくいつもジメジメ、イヤだな~、喜ぶのはあじさいだけじゃないのかしら・・・と思いますが、やっぱり季節の花、あじさいを見ると目が潤います。

   参道を門に向かってはいると、右手には梅の木が、左手にはあじさいがあります。右手の梅の木は白梅で、梅にしては少し遅めの3月ごろ、満開になります。参道の左手のあじさい、数年前まではピンクだったように思います。しかし今年は・・・白や薄い緑といった、今まであまり目にしたことのないような色の花が咲きました。白いあじさいはとてもかわいらしく、清純な感じです。ピンク色だった頃は、やっぱり温暖化の影響で、酸性雨のせいなのかなぁ、植物は人間よりも敏感なのかしら・・・なんて思っていました。

   でも白いあじさいとは。なかなか見慣れない色ですよね。白からうっすらピンク色、のあじさいも見かけました。そして他のところには、これぞあじさい!といった青と紫の間の色のような「あじさいらしい、あじさい」も咲いています。葉っぱの濃い緑と重なり、とてもキレイです。

   そして、とてもとても珍しいあじさいがあります。『すみだの花火』というかわいらしい名前がつけられています。花びらが今まで見ていたあじさいとも、ガクあじさいとも、全くちがう、スッキリした形のものになっています。色はうっすらと青紫です。とてもとてもかわいらしいあじさいです。なかなか目にする機会のない種類なので、これから先も大事に、元気に育っていってほしいと思います。(撫子)

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